コマンドによるファイル操作

今回はコマンドを用いたファイルの操作についてまとめます。

ls(List)コマンド

lsコマンドはファイルやディレクトリを一覧で表示したいときに使うコマンドです。

オプション

-a:.で始まる隠しファイル等もすべて表示する。 -l:長(Long)形式で表示する。 -t:最終更新時間(Time)によってソートして表示する。 -r:逆順(Reverse)にソートして表示する。

cp(Copy)コマンド

cpコマンドはファイルを複製し、新しくできた複製ファイルのファイル名を指定することができるコマンドです。

書式

cp [オプション] コピー元 コピー先
オプション

-i:ファイルの内容を上書きする際に確認をしてくれるオプション。誤って上書きすることを防ぐことができる。 -r:ディレクトリのコピーをする。 -p:元のファイル情報を保持する。ファイルには所有者、属性、更新日時などの情報があるが、cpコマンドを実行すると全ての情報が新しくなる。新しい情報ではなく、古い情報を保持したままコピーしたいときに使う。

mv(Move)コマンド

mvコマンドはファイルを移動するときに使うコマンドです。

書式

mv 移動元ファイル 移動先ファイル

オプション

-i:ファイルの内容を上書きする際に確認をしてくれるオプション。誤って上書きすることを防ぐことができる。 -f:強制的に処理を実行するためのオプション。

rm(Remove)コマンド

rmコマンドはファイルを削除するときに使うコマンドです。

書式

rm ファイル名
オプション

-i:ファイルの内容を上書きする際に確認をしてくれるオプション。誤って上書きすることを防ぐことができる。 -f:強制的に処理を実行するためのオプション。 -r:ディレクトリを対象とする。このオプションを追加するとディレクトリを削除することができる。

ワイルドカード

*:任意の文字列を示し、この間に何文字が入っても検索対象として出力される。 ?:一個に付き、何らかの一文字を示す。